人斬り伝八郎
- [ カテゴリ:小説・エッセイ ]
2017年10月に今出洋一様が『人斬り伝八郎』を自費出版されました。
サイズ | 46判 |
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製本タイプ | ソフトカバー |
発行年月日 | 2017年10月22日 |
ページ数 | 230 |
著者 | 今出洋一 |
ISBNコード | 978-4-86431-632-3 |
人斬り伝八郎
著者 今出洋一 様
「人斬り伝八郎」を書き終えて
三冊目の自費出版になるが 迷うことなく一粒書房さんをお頼りした。
センスある表紙の作り方や挿絵を含む レイアウトの上手さなど 素人の私でも分かるプロのサポートが得られる出版社が 一粒書房さんだと 私は思っている。
出版費用も極めて良心的であり リーズナブルで私程度の懐具合でも、安心してお願いできるところが良い。
私は処女作から 都築延男会長のお世話になっているが 一粒書房の誠実さはこの人の人柄を色濃く反映しているのでは・・と思われる。とにかく誠実で親切で律儀な人である。
「人斬り伝八郎」は “人斬り”という言葉からイメージする 血なまぐさく、殺伐とした
物語ではなく、父親の罪に連座して 六年もの長き間流人生活を余儀なくされた侍が過酷な流人生活を通じて、弱い者の立場から世の中を見れるようになっていく話である。
そして 貧しく弱い民百姓をいじめ、搾取している侍を選んで斬り殺していくという話の流れになっている。
しかし この主人公の侍は そんな自分の生き方に疑問を持ち始め、これでよいのかと悩む。そしていつも 「自分はなんで生きているのか」と自問自答するようになる。悩みながら女郎や忘八者など、社会の底辺で生きている者達に「お前は 何のために生きている。」と尋ねる・・・・。と言ったような話の筋立てになっている。
立ち合えば 底知れぬほどの強さを示し 人に接すれば弱い立場の人ほど親切にできる侍が 義憤にかられ幕臣を斬り殺していく・・
この話の結びは どうなるのか 一度読んでいただきたいと 勝手なことを思っている。
最後になりましたが 都築会長はじめ お世話になりました一粒書房のスタッフの皆様 有難うございました。
2017年10月25日
今出 洋一
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- [ 著者の声寄稿者:今出洋一様 ]