私は約三〇年間バスガイドの仕事をして、五〇代になり仕事を辞めた。
その後、平凡な生活に退屈し、朝日カルチャーの文章書きの勉強に入門し、講師の渡辺先生に出会い多くのことを学びました。その時の先生の印象は、歯に衣着せぬものの言い方だった。私は仕事を通して多くの人に出会っていたが、こんな人は初めてと思い魅了された。
二〇〇九年、即死状態と言われた脳腫瘍が見つかり、一五時間に及ぶ大手術をした。その頃、家族に「今まで書いた文章を残して」と言われ、自分の本の出版という未知の世界に足を踏み入れることになった。
渡辺斉先生や一粒社の方々に色々教えて頂いて感謝でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　余越智子

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• [　著者の声寄稿者：余越 智子 様　]