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ザ・ノンハクション相性の寄算

  • 著者の声
  • [ カテゴリ:小説・エッセイ ]

2014年12月11日に岬 才舟様が『ザ・ノンハクション相性の寄算』を自費出版されました。

サイズ A5版
製本タイプ ソフトカバー
発行年月日 2014年12月11日 初版発行
ページ数 53
著者 岬 才舟
ISBNコード 978-4-86431-349-0

著者の声

床ペンを始めて十二年        岬 才舟
 2002年12月当時62才の時、己部大脈瘤手術で入院、3ヶ月の入院生活、退院後は家で養成生活、食べ物は何を食べてもよかったが、まだ紙オムツの生活だった。
 昼は新聞を読み、間があったら歩くことしか用事がなかった。テレビは好きでないので、ニュース以外はあまり見なかった。
 夕食を6時に終えて、8時には床に入って寝るのは10時と決めていた。床に入って1時間は読書ですむがそんなに長続きはしなかった。そうこうしている内に体も良くなって来たので床の中で自分史を書いて見ようと思って書き出した。書くことは小さい頃からきらいだった。習字などは友達の書いたものをもらって名前だけ自分で書いて提出していた。そのかわり絵の時間になると、友達の絵は私が書いて提出してた。
 国語の時間はいやだったが、社会人としてこれではいかんと思い30才代から月に2冊の本を読むようにした。漢字も覚えようと思って勉強した。作文の書き方は新聞を読んでこれは良いと思う文はまねて書いた。書くことによって書き方を少し覚えたような気がした。これは自己流、こうして日記を書いたり自分史を書いていた。自分史は年によって書くことが多くて決められたページにおさまらないとか項目が前後して障害が出て書くのをやめて、エッセーだけにして書き出した。
 ある時今まで書いたエッセーの中で友達の誕生月のことが気になって今までの文を拾い集めてエッセーにしてまとめた。これを本にして見ようと思いついたのが今年新聞で一粒社を見つけ本の依頼をしたのが今日になった。
 読書、書物はすべて床の中、机はあるが、病気をしてからは、机の上で書き物をしたことは一度もない。
 あれから床ペンを始めて早十二年、今は元気になって、朝のラジオ体操、散歩、時々、庭の剪定にアルバイトもしている。

  • [ カテゴリ:小説・エッセイ ]
  • [ 著者の声寄稿者:岬 才舟 様 ]

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