虫、愛づる姫君の結婚
- [ カテゴリ:小説・エッセイ ]
2014年2月22日に沢都 佳樹様が『虫、愛づる姫君の結婚』を自費出版されました。
定価 1,600円1,524円
サイズ | A5版 |
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製本タイプ | ハードカバー |
発行年月日 | 2014年02月22日 初版発行 |
ページ数 | 221 |
著者 | 沢都 佳樹 |
ISBNコード | 978-4-86431-254-7 |
虫、愛づる姫君の結婚
著者 沢都 佳樹 様
「香典返しも生きているうちにどうでしょうか。そんな方もみえますよ」とおっしゃられたのは、一粒社の社長さんでした。
この一言に私もおおいに本気になった。というのは、還暦も過ぎた私には、手元に古い一遍の原稿があったからです。原稿の粗筋は高校時代に学んだ古典「虫愛づる姫君」をひとひねりした後日談です。こんな物語を書いてみたいと考えた理由は、原本の末尾に若き姫君のその後の人生について、「二の巻にあるべし」と結んであったからです。しかし二巻はない。
では、姫君はその後の人生をどのように送ったのであろう。そんな思いが立ち昇って、私なりに時代を置き換え、八百年後に転生した一女性の物語にしてみました。そして、こんな原稿を、心から手にして頂きたい方はやはり同年代の友人や先輩方です。これらの方々の多くは幼い頃、小さな虫たちを遊び相手していたはずです。そして失われていく里山や自然を愛し、懐かしく思い出す世代でもありましょう。そして今日は生きにくい時代でもありましょう。若い人たちには力強く生きてほしい。そんな思いを胸にもう一人、主人公を登場させて、若い娘の再生物語としても、本編にも綴ってみました。
- [ カテゴリ:小説・エッセイ ]
- [ 著者の声寄稿者:沢都 佳樹(愛知県) ]