還暦の記念にと、稚拙極まりない文章を一筆暴れて書いてみよう・・・と思い立ち、本職であるフルートと鍵盤楽器のキーボードからパソコンのキーボードへと１８０度転換して書き綴った「物言い本」が完成いたしました。

嘉永生まれの曾祖父と、明治生まれの祖父の厳しい教育で育った大正生まれの亡き父から受けた数々の「江戸所作・作法」
私の人生観を根本から修正してくださった現流派の御宗家　初見良昭師匠との２６年前の出会い・・・
亡き父と師の「多くの言霊」

戦後、日本人の所作は低下の途をたどり、日本の古き良き時代の奥ゆかしさを失ってまいりました。
武道関係に於いて、多くの外国人修行者の方々の所作を垣間見るにつけ、なんと日本の良き時代の作法を継承、勉強されておられるのであろうか！との驚きを隠せません。
今や日本人よりも日本的な美しい所作を求め、実践されている・・・これではいかん！　日本人として恥ずかしい。
こんなことから、古き良き時代の日本の所作・・・亡き父から教わった「心の遺産」を文章に残したいという思いに駆られました。

縁あって一粒書房さまと出会い、印刷をお願いいたしましたところ、装丁のデザインも美しい本が出来上がり、そのセンスの良さに脱帽です。
過大広告や甘い誘惑など一切ない一粒書房様の誠実な経営方針は、武道五行「仁・義・礼・智・信」そのままを表しておられると言っても過言ではありません。

感謝の言葉として、寄稿文を書かせていただきます。
これからも、貴社の活躍と発展をお祈り申し上げます。

山本俊自　拝

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• [　著者の声寄稿者：山本 俊自（東京都）　]